南区の宮ノ森公園を散策される住民の方から、「宮の森公園の敷地に陶器やガラスの破片があちこちに落ちている。危険だから早く対策してほしい」という内容のお手紙が、地元の日本共産党の市議会議員に届きました。私は、公園を管理する部局の委員会に所属しているので、早速地元の森田議員と調査へ向かいました。
お手紙にあったように、陶器の破片やガラスの破片が落ちています。この公園をボランティアで清掃していただいている愛護会の方に聞いてみると、土壌からあがってくるということ、破片は見つけたら隅に固めている、ということでした。
確かに、破片が固まっているところがあちこちにあります。しかし、グランドの中のほうで一つ顔をみせている破片もあります。
四歳と六歳の子をもつ母親としては、こんな公園は危険でしょうがない!!ということになります。委員会でとりあげることに決めました。
8月6日のまちづくり委員会で、公園の維持管理について質問しました。
回答・・・宮の森公園は昭和37年に工事されており、50年以上たった公園。・瓦礫については昨年の6月に愛護会から報告をうけていた。・今までこの公園で瓦礫による怪我などは報告されていない・予算がないので、全面的な改修はできない。ガラスがあるところを部分的に除去または砂で埋めていく
私としては、造成自体に問題がある以上、全面的な砂の入れ替えを行わなければ危険は除去できないと、抜本的対策を求めましたが、今回の当局の回答は、部分的な土入れなどにとどまるという、消極的なものでした。宮の森公園の砂を入れ替えるためには2000万円ほどの予算がかかるということですが、梅小路公園や円山公園の整備などには多額の税金がつかわれていきます。安全を優先するのであれば、宮の森公園のグランドの再整備を求めます。当面は、市が回答したように部分的な対応で陶器ガラス破片が除去されたかどうかを見守らなければなりません。
私は、子育て世代にとって、子どもを遊ばせられる豊かな公園の魅力は、町の魅力につながっていると考えています。京都市が、街の公園整備について消極的であることは大変残念です。子育て世代として、子どもが安全に遊べる、楽しい公。そして大人にとっても魅力ある公園づくりについて関心をもっていきたいと思います。
(更新日:2015年08月12日)